もうなんと言ってよいやら…
この度の地震、度を過ぎていて、深刻な事態に笑うしかできない事もあったのですが、何よりも、津波のリアルな映像よりも、驚いたニュースがありました。
http://alfalfalfa.com/archives/2575349.html
2ch の書き込みをまとめたサイトですが、「おい・・・菅はなにやってんだ・・・」とのタイトルで、福島原発の危機の状況をまとめているのですが…それによると、原子炉格納容器内から蒸気を放出する緊急措置を提案した所、総理が視察するので処置の待機命令があったとの事。その結果、状況が更に悪化したという記事でした。
そんな馬鹿なと思いつつ、ソースとして提示されたリンク先を見てみると、緊急災害対策本部の資料でした。原子力発電所事故の状況という項があり、事故の発生・進展経緯という時系列にまとめられているのですが…確かに12日午前3時過ぎから8時くらいまで、事態の進展に、妙な空白があります。その間、何があったかと言うと、ちょうど午前3時過ぎに、菅総理が視察に行くと発表し、実際に視察を行っていました。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4477.html
そのしてこの官房長官の会見。動画の6分頃から、確かに視察が終わるまで作業を待つように要請したと言ってます(汗)。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110311-OYT1T00896.htm
11日のニュースで、「与野党は、被災地の緊急対応を優先するため、72時間以内は現地視察を控えることも申し合わせた。」とありました。これこそ、大人の対応だったのでは…。
これらの情報からすると、今回のメルトダウン、菅直人 が原因とは言いませんが、アピールしたがった首相のおかげで、事態が更に深刻になった、という話に納得が行きます。私の解釈、何か間違っているでしょうか…。
まさかとも思いつつ、あんまりな話に、何かせずにはいられず、久々に、こんなネタをここに書いてしまいました。
もうなんと言ってよいやら…2
先程の書き込み撤回。更に度が過ぎた唖然とする話がありましたね。何考えてるんでしょう、東京電力。計画停電まで7時間を切っているのに、未だにいつ停電するのか分かりません。
TVで流れている情報では、私の住む市は3ヶ所のグループに分かれていて、どれに属するのか分かりません。ネットでは、町名で分類された細かい情報も出回っているのですが(2ch の情報に感謝)、こちらでも私の住む町名も3グループに分かれていて、やっぱりどれに属するか分からないのです。
でも、ただのプログラマーの私なんて、まだ良い方。スーパーなどのお店をやっている人など、未だに電力状況が分からないなんて、憤慨とかそういうレベルではないでしょう。義妹の勤め先など、透析を行っている個人病院です。そこが電力状況分からないなんて、文字通り致命傷です。普通の個人でも、情報が出たのがこんなに夜遅くでは、知らない人も少なく無いでしょう。一体、この土日、何を行っていたのだか…。
更に驚いた事に、明後日以降の停電の計画は、前日の午後5時頃に発表予定だとか。何でそんな遅いんですか?5時まで発表できない理由って何ですか?夕方まで電力の予定が立てられないんじゃ、スーパーの仕入れとか、まともにできないでしょ。
菅直人 の行為は、核爆発級の最悪のアホかもしれないけど、こっちの準備の暇を与えない計画停電は、完璧に人災です。まったく、なんでこんな馬鹿ばっかなのか…。
ようやく地デジカ
今更ですが…ようやく我が家のテレビを買い換えました。今まで使ってたのは、5年近く前に引っ越した時に購入したもの。当時も地デジ対応テレビを普通に売ってましたが、それなりに大きいテレビはまだ高かったので、安いブラウン管のテレビを買ってました。液晶テレビの値下がり具合から、待てば待つ程、どんどん安くなるのは分かってたので、一時的にブラウン管のテレビを買っておいた方が得だと考えたのです。
ようやくテレビを買い換えようとしたのは、昨年、エコポイント半減のニュースがあってから。そこで真面目にテレビのカタログを集め、調べ始めました。とりあえず基本方針として、ビデオデッキがまだ高いので、まずは録画機能対応テレビにする事にしました。大きさは…フルハイビジョンの37インチが理想だったのですが、スペースの都合により、32インチ。幾つか候補を選んだのですが…ちょっとタイミングを逃したら、品薄&値上がりで、すっかり買う気を失ってしまいました。
このまま、春の新機種発売まで待って、アナログ終了ギリギリまで待つことになるかなと思っている中、たまたま行ったお店で、候補だったテレビの一つが安く、めでたく購入となりました (^^)
買ったのは、パナソニック VIERA の THL32R2。新機種となる THL32R3 が発表され、生産終了になった型落ち品です。と言っても、発売は去年の6月なので、そんな古くは無いですけどね。それが、69,800+10%ポイント還元。まあ、良い値段でしょう。エコポイントが減った分を含めても、去年より安くなってます。これ以上待っても、在庫が無くなるだけなので、ほぼ底値じゃないかと思います。
パナソニック 32V型 液晶テレビ ビエラ TH-L32R2 ハイビジョン HDD内蔵 2010年モデル
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2010/06/11
- メディア: エレクトロニクス
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画面の方は、お店で散々満たし、ハイビジョンになってもそんなに驚かないだろうと思っていたのですが…いざ、自分の部屋で見ると、随分違いますね〜。ちょっと感動です。意外な事に、特に違いが大きかったのが、NHK の天気予報とニュース(笑)。特に天気予報は、最近表示が小さくなったので、劇的に大きくなりました (^^;) それと、ニュースのオープニング画像の綺麗なこと…。
逆に欠点は、説明書でしょうか。分かりにくいったらありゃしない。ある程度はテレビ画面で説明を見るようになってるのですが、そもそも設置方法が28ページからって、けっこう後ろ。またデジタル放送は、アナログ放送と随分違う所があるのですが、そうした説明があまり無いので、とまどう事もしばしばです。
あと理解できないのが、B-CAS カードの挿入部分。わりと重要なカードで、また中古で売ったりする事が無い限り、外す機会も無いのですが、外にむき出しで、カバーがありません。その割りに、電源コードの収納部分が妙に凝ってたり、力の入れ所がよく分かりません。
とは言え、とりあえずは結構気に入って、楽しんでいます。さて、今度は Blu-ray が見れる環境を作らないと。ビデオデッキを買うべきか、PS3 にしてみるか、悩み中です。
せっかくなので新しいテレビ到着記念に、記念撮影(笑)。
2010年まとめ 映画
昨年に続き、今年見た映画の感想とか書いておきます。…が、振り返って見て、今年はほとんど見れませんでした。ここで書く程の価値も無いのですが、一応記録として残しておきます。今年見たものなので、今年上映開始ではないので、ご注意下さい。
さっそくですが、今年見た中で一番の映画。
スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2009/11/06
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以前も書きましたが、2009年公開の劇場版「スター・トレック」。「ファンじゃなくても楽しめる作品にした」「リ・イマジネーション」などのコメントがありましたが、れっきとした正史の続編で、なおかつ抜群の面白さ。若い頃の話という設定なので、一人を除き、オリジナルキャストがいないですし、雰囲気が別物なので、否定的意見もありますが…最高に楽しめました (^^)
アバター ブルーレイ版エクステンデッド・エディション(本編3種収録)(初回生産限定3枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/11/26
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次は、唯一劇場で見た「アバター」。特に説明不要でしょう。お金出して見た価値はあったけど…何かそれだけって感じ。全然後に残りませんでした。IMAX の 3D で見たのですが、3D での感銘は特に無し。IMAX での 2D で見れたら私的には最高だったのですが…。
なんか全然褒めて無いですが (^^;) 大作感の期待は裏切らないので、ディズニーランドのようなものと思えば、良い作品だと思います。
その他、洋画だと「G.I.ジョー」とか「96時間」とか「サブウェイ123 激突」とか見てますが…お勧めと言うには弱いです。まあ、見てる本数も少ないのですけどね。今年公開の映画の大半は、来年見る感じになります (^^;)
一方、日本の映画では、これっ。
サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/08/01
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昨年公開のアニメですが、この夏にテレビ放送されたのを見て、気に入りました (^^) 評判通り、良いできですね。演出等が良かったので、バーチャルワールドの話にして、PCに詳しい人でないと、とっつきにくい内容になっていたのが、勿体無いと思うほど。以前話があったそうですが、この人はジブリの作品をやると、とても合うんじゃないかと思います。
そして、裏ベストが…自分でも頭を抱えつつも、これ。
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/12/18
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人気のライトノベル、涼宮ハルヒシリーズのアニメの劇場版です。作品名だけは良く知ってたものの、大して興味無かったのですが、昨年、アニメ版の放送を期に YouTube で公開されたのを、何気なく見てしまって…結局全28話見てしまいました (^^;) そして、その続編となる劇場版もレンタル。世間的にはマイナー作品ながらも、非常に良いできでした。
元々このシリーズのアニメは、(読んだ事無いけど)原作をわりと忠実に映像化してるそうですが、この劇場版になったのは、原作でも屈指の人気エピソード。程々の内容でも評価されていたでしょうが…それを163分という、言わば採算度外視の、長い丁寧な作品に仕上げてられています。こんなに長いのに、また特に疾走感あふれる作品でも無いのに、時間を忘れて一気に見る事ができました。
ちょうどこれを見る直前、テレビで「ワンピースフィルム ストロングワールド」をやっていたので見てみたのですが…非常に悲しくなるできでした。原作者総指揮のわりに、ひねりの無い話に、心に残らない演出、そして下品に使われているCG。その後に、この作品を見て、心が洗われたようでした。色々な意味で、クオリティーが高かったです。
TV版を見てないと、まったく意味の無い話なので、人には勧めませんが、(ちょっと悔しいけど)今年一番心に残った映画でした。
2010年まとめ 音楽
昨年に続き、今年聴いて良かった音楽とか書いておきます。…が、去年に比べて、かなり地味。今年は、全然ん動けませんでした。ライブも行けないし、新しい CD もあまり聴けませんでした。
まず今年最初の音楽の話題は、RYOHEI さんの引退。この気持ちを共有できる人は…100名程度かもしれませんが、この人のドラムの音は、本当に体に染み付きました。この先、こんなミュージシャンには出会えないだろうな…。
それから Fatima が好きだった私としては、大佑 と Zill(Moran) の訃報は、タイミングが近かった事もあり、ショックでした。Fatima の限定復活や Moran の再開という嬉しいニュースもありましたが…本当に残念です。
気を取り直して、今年聴いた CD で、一番耳に合ったのが、これ。
- アーティスト: 摩天楼オペラ
- 出版社/メーカー: King Records =music=
- 発売日: 2010/12/22
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発売されたばかりだし、諸事情あって、まだほとんど聴いてないのですが、それでもヤバイっ。若手バンドにこれだけ合うとは思いませんでした。来年、一番聴く CD になるかもしれません。「INDEPENDENT」が素敵すぎる…。
- アーティスト: D’espairsRay
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2010/07/28
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その次はこれかな…。そもそも聴いてる CD の数が激減しているので、本当にこれで良いか微妙なんですが、聴いたアルバムの中では、一番なので紹介しておきます。次点は、ムックの「球体」なんですが…微妙に古いので省略(苦笑)。
- アーティスト: The LEGENDARY SIX NINE
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: CD
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続いては、ナイトメア RUKA のソロプロジェクトで、HAKUEI がヴォーカルを勤めた The LEGENDARY SIX NINE。シングル1枚しかリリースしていませんが、タイトル曲の「Cruel」がお気に入りです。
そう言えば、Neo Atomic Motor の「EARTH MATE LAGOON」が発売されましたが、こちらは大して感動も感想も無し。ここ2年間、ほとんどライブ行けてないにも関わらず、ライブで散々聴いた曲達なので、CD 聴いてても、ほとんど頭の中だけでリピートできました。色々事情はあったにしろ、CD 出すの遅すぎでしょう。
それから、昨年 supercell にハマった続きがこちら。
共に、初音ミクで作られた曲を、別の人が歌ったものですが、この2曲が私の中でエンドレス。どちらも、オリジナルの初音ミクが歌ったものより、こちらのバージョンの方が好みで…ずっと youtube で再生させてました (--;) こんな趣味、あまり無かったはずなんだけどなぁ。
最後に、今年はこれに行ってきました。
実は LUNA SEA のライブは今まで数回しか行ってないし、活動後半の曲は好みとは外れているのですが…それでもライブが終わってみると、数日間、頭の中で LUNA SEA がエンドレスで回っていたし、自分の中で眠っていたものが起きだしてきた感じがあります。
来年、遅くない時期に新曲のリリースがあるものと期待しています。そう言えば、来年こそ、X-JAPAN のリリースがあってほしいものですが…。
Amazon の本のペストセラーがすごい事になっている
普段、あまり見ないのですが、珍しく Amazon のベストセラーのページを見てみたら…なんと8位に、私の一番好きな本、 ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」が入っていました。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
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作者のホーガンは、3ヶ月前に亡くなり、ここでも紹介しましたが、その影響でしょうか。誰か有名な方が紹介したのかもしれません。13日間100位以内とあるので、2週間前に何かあったのでしょう。
にしても、すごい。この本が最初に出版されたのは、1980年の5月。もう30年前です。しかも、世間的な知名度は微妙。本屋ではわりと置いてあるものの、映画化も無いし、特に宣伝もされていないでしょう。それがベストテンに入るから驚きです。
これに匹敵するものだと…「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の影響で、ドラッカーの「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] 」が19位に入っています。この本自体は2001年に発売されたものですが…1974年に出版されたものの改訂版です。これに次ぐものと言えるでしょう。
半年前なら、ブックオフの105円コーナーにあってもおかしくない本ですが、中古市場も暴騰。今現在、Amazon に在庫が無い事もあり、定価735円のところが、900円(+送料250円)の値が付いてます。何件か本屋を回れば置いてあると思うのですが…。
作者が亡くなった後と言うのが残念ですが、でもこれを機に、少しでも作品が世に知れて欲しいものです。
ロックなバンドマンにこそ読んで欲しいな
IT系がメインの情報サイト ASCII.jp で、『「オタクはUKパンク」? 英国記者が見た、日本の音楽文化』という記事がありました。英字新聞で日本の音楽やサブカルの記事を書いている、イアン・マーティンという方のインタビュー記事なんですが、これがなかなか面白かったです。
http://ascii.jp/elem/000/000/557/557062/?crank
主に日本の音楽シーンについて語ったもので、(特に洋楽ファンには)自明の事も多いでしょうが、外国人からという視点は面白いですし、日本人のインタビューでは言いにくい事をズバッと言ってくれて、なかなか気持ちは良いです。
キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」のベースラインがアメイジングと話していたと言えば、この人のセンスが分かるでしょうか。けっこう記事を気に入ってます (^^)
ちなみに同じサイトに佐久間正英のインタビュー記事もあったりします。お時間のある方、どうぞ。