「軍鶏」と言う漫画があります。所謂格闘技漫画なのですが、「バキ」とは違い、青年誌の漫画で、劇画タッチのハードな内容になってます。主人公は、両親を殺して少年院に入った少年で、そこで空手を身に付け、出所後に格闘技界に入ると言う話なんですが…まったく爽やかさはありません。少年院では暴力・レイプが横行し、主人公の妹は体を売って生活していて、後に薬で廃人同様になります。そして格闘技界も曲者だらけ。ちょっとオーバーかもしれませんが、特に前半は、善人が一人もいないような話です。


 そんな漫画が、香港で実写映画になっています。その写真公開等のニュースがありました。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000027-rcdc-ent


 記事を見ると、なかなか悪く無いものに作られているようですが…複雑なのが、日本の漫画が、どんどん海外で映画化されている事です。それだけ日本の漫画が認められていると喜ぶべきか、日本で映画化できない事を悲しむべきか…。どうも、後者な気がしてなりません。もちろん、日本でも漫画原作のドラマは多いのですが、大作感のあるものって、なかなか思いつかないんですよね。ちょっとオマケして、「デス・ノート」くらいでしょうか。もうちょっと、頑張って欲しいものです。