とりあえず最近では一番のお勧め

 今日は、デンゼル・ワシントン 主演の映画、「デジャブ」を見ていました。


デジャヴ [DVD]

デジャヴ [DVD]


 デンゼル・ワシントン 演じる捜査官は、543名の犠牲者を出した、フェリー爆破事件を捜査する事になります。ところが、そこで優秀さを買われて、特別捜査班の一員として迎えられます。そこから、SF要素が入ってくるのですが、それでも心地よい緊張感が続きます。
 いやはや、まったく予備知識無しで見たのですが、この中盤程度までは、非常に面白かったです。最初の派手な爆破以外、特別派手なシーンがある訳ではないですが、引きこまれてしまいました。1ヶ所、レーザーポインタを使った、科学的にも意味不明なシーンがあるのですが、そこは脳内でカットして無かったことにします (^^;)
 そして後半から終盤、更にSF要素が強くなり、色々突っ込みたくなるのですが、それを我慢すれば、まあまあ悪く無いラストを迎える事ができます。…が、ちょっと考え直してみると、時系列と言うか、因果が変な事に気付きます。もしかして、死人が電話してない??


 前半は、本当に面白かったです。久々に映画を見て、心から楽しめました。でも後半と言うか…物語の肝となる部分が甘すぎます。そのシーンシーンが面白ければ良くて、背景は重要じゃないと考えているのでしょうか。前半は良かったし、見る価値のある映画だと思いますが…設定の詰めが甘すぎるのが残念です。惜しいなぁ。この次は、どうせ失敗するので、凝ったストーリーを使うのは諦めて、程々にシンプルなストーリーで、映画を作って欲しい所です。