ハリウッド、恐るべし…
少し前に、次世代 DVD の話を書きました。今のところは Blu-ray が優勢と言う話でしたが…それに反発するように、パラマウント より、次世代 DVD は HD DVD のみサポートすると、発表がありました。今までは、Blu-ray と HD DVD の両方でリリースしていたのですが、今後は(スピルバーグ監督作品のみ例外になりますが)HD DVD のみリリースするそうです。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070821/param.htm
しかも、ラインナップの中には、今一番の話題の映画「トランスフォーマー」も含まれています。かなりの驚きです。
そして、更に追加ニュース。日本でも HD DVD のみになるどころか、Blu-ray で発売予定の作品は発売中止、既存のタイトルも出荷停止になるとか。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070821/param2.htm
やる事が徹底しているのは、さすがと言うべきでしょうか。
なぜこんな事になったのかは、分かっていません。技術等で HD DVD が優れているとは言っていますが、誰も信じてはいないでしょう。
Blu-ray と HD DVD との争い、もう少し決着を延ばしたいと思っている所は、少なくありません。規格が二つあるのは、困る事も多いですが…両方が争う事で、プレイヤーが安くなるなど、メリットも多いからです。最近は、HD DVD が負けると言う雰囲気が出てきたので、少しバランスを取った方が良いだろう…と考える人が出る事は、十分予想されていました。
しかし、こんな露骨な事が行われるとは、まったく想像していませんでした。実際に、何を理由に、今回の事が決まったかは分かりませんが…ハリウッドには、大きな魔物が潜んでいる事に、間違いは無さそうです (^^;)