空は美しいです

 今日はフランス映画「LES CHEVALIERS DU CIEL」見ていました。邦題は、「ナイト・オブ・ザ・スカイ」。って英訳ですが(笑)。「TAXi」で有名な ジェラール・ピレス 監督の作品で、日本ではあまり話題にならなかったと思いますが、戦闘機を題材にした映画です。
 戦闘機映画と言えば、「トップガン」が有名ですが、それを目指したとの事。だから、映像は安いCGなどではありません。実際に最新鋭の戦闘機を飛ばし、空から撮影しています。さすがに飛んでいる時の操縦席のシーンは合成ですが、極力、そう言う特撮は避けたそうです。CGでも素晴らしい映画はありますが、リアル−本物の映像を売りにした映画です。
 ただ残念な事に、ストーリー・脚本が、あまり良くありません。無茶だったり、分かりにくかったり、人物関係の設定が省かれてたり、大騒ぎの収集が一瞬で片付いたり…。映像が悪くなかっただけに残念です。この点で、映画が一流半か二流に下がってしまっています。
 とは言え、戦闘機が好きな人は必見でしょう。同じ戦闘機の映像なら、ディスカバリーチャンネル等のドキュメンタリー番組でも見れますが、敵味方に分かれての戦闘シーンは、(どんなストーリーでも)映画でしか見れません。


 この映画、劇場公開時に、ちょっと見たかったのですが…うまくタイミングが無かったのと、ネットの評判もイマイチだったので、パスしていました。が、この映画は DVD で、パソコンの小さな画面で見て失敗でした。迫力ある生の映像は、大画面で見たかったです。あるいは、ハイビジョン映像で見れたら良かったんじゃないかと思います。この映画こそ、HD DVD とか BD で出すべきじゃないかな。
 そんな訳で、ちょっと後悔の残った映画でした。