常識は難しいです

 今日、ファイル交換ソフトウィニー」の開発者への判決が下りました。著作権法違反幇助の罪により、罰金150万円だそうです。うーん、まあ妥当でしょうか。少々軽い気もします。「新しい技術の検証が目的」「こうしている間にも時代は動いている…」などと話していますが、そんなの片腹痛いわ、です。無料で色々手に入れたい人達がいる所で、大量に著作権侵害に使用されているソフトと、同じ機能を持ったソフトを公開したのです。100% 悪意があったと考えるのが普通でしょう。
 …と思ったら、あまり事情を知らない人は、むしろ擁護しているようで、ちょっと驚きました。状況を説明するのに、苦労したものです。


 ファイル交換ソフトで有名になった P2P と言う技術、今でも色々なソフトで使われているし、この先の時代で重要な物かもしれません。でも、P2P 技術の研究なら、ファイル交換ソフト以外でもできます。例えば原発の開発をする為に、原爆を作ってテロリストに渡す必要は無いですよね。原理は同じでも、研究所でやれば良いのです。
 技術の進歩云々言うなら、となりに核開発関連施設ができても、エボラウイルス扱ってても、文句言わないのでしょうか?そんな事は無いでしょう。社会に大きな影響を与える物に対しては、相応の責任があるのです。
 と思うんですけど、人によって色々考えは違うのでしょうね。常識は難しいです (--;)