勝敗は?

 電気通信事業者協会による、11月の携帯・PHS加入者数が発表されました。


http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32319.html


 いち早くニュースになっていたのが、docomo の純減。17,500人減っています。docomo の苦戦は、ある程度は予測されていた事ですが、それでも純減までするとは、驚きでした。ちなみに、一年前は、120,400の増加でした。それを加味すると、17,500減ではなく、141,000の大幅落ち込みと言えます。一方、ソフトバンクは68,700人増えています。予想外に(笑)順調でした。


 しかし、電話回線だけでなく、「インターネット接続サービス契約数」で見ると、また状況が変わります。まず docomo は、56,200の契約減。およそ、契約回線+40,000減です。一方 au は、およそ契約回線+40,000の、367,300増。まるでインターネットを使っている人が、まとめて docomo から au に移ったような数字です。
 でも興味深いのが、ソフトバンクの状況。契約回線は、68,700回線増えたのに、3,600回線減ってるんです。つまり、音声のみの契約が、70,000くらい増えた事になります。なんでも、大口の法人契約を得たため、こう言う結果になったとか。つまり、一般の契約は、それ程増えていないと想像できます。大口の法人契約って、Yahoo! とかじゃないですよね (^^;)


 総括すると、ナンバーポータビリティーによって、docomo から au に20万近く移って、ソフトバンクはあまり変化無し、とも読み取れるんじゃないかと思います。予想以上に docomo が苦戦でした。
 とは言え、docomo の回線数は、52,143,700。20万回線の影響があっても、1%にもなりません。この位の数字の数値が1年くらい続かない限り、大きな影響があったとは言えないでしょう。勝敗がどうとか言えるのは、もう少し先の話のようです。