実験作か野心作か

 今日は、映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の DVD を見ていました。日本刀を持った少女が、吸血鬼と戦う話で、テレビアニメ「BLOOD+」の元になったアニメです。2000年公開で、そんなに目立った作品じゃなかったと思いますが、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞を受賞しています。


BLOOD THE LAST VAMPIRE [DVD]

BLOOD THE LAST VAMPIRE [DVD]


 フルデジタルのアニメーションと言うのを売りにしていて、一度見てみたかったのですが…ちょっと見るのが遅すぎたかもしれません。メイキングとか面白かったですが、急速に技術が進歩している分野なので、6年前の技術だと、少々古いんですよね (^^;) こうした技術の話はリアルタイムで見てこそ、面白い物なんですが…。
 また、アニメ映画としては微妙かと思います。映像・アクションシーンは、なかなか良く、海外でのファンも多いそうですが…元々実験的に作られた所があり、ヴィジュル先行の面も強く、ストーリーが弱いです。大長編の序章だけと言う感じかな。時間も長編と言うには短く、少々満足感に欠けます。身も蓋も無い言い方をすると、マニア向けです (^^;) 元々、そう言うコンセプトだったと思いますけどね。
 それでも、フランスで実写版を作る話が動いているとか。何か機会があれば見ても良いでしょう。私としては、これだけでは欲求不満。何か他に面白い物無いかな…。