憎いし苦痛(「美しい国」の逆さ読み)

 読売新聞の夕刊を見たら、一面に「いじめ 自殺…声を上げて」とありました。記事ではなく、作家の立松和平さんの話なのですが、一面中央の一番上、非常に目立つ所にありました。冒頭、「今の子ども社会で起きていることは、大人社会の反映だ。」と言う辺りは、少々的外れな気がしますが、最近のいじめ自殺問題の大きさが窺えます。
 でも、同時に気になるのが、問題が子供だけで無いと言う事。ここ数日、校長先生の自殺がありました。別に最近でなくても、仕事が原因で自殺したり、過労死する話は珍しくありません。幸い、自殺した知り合いはいませんが…上司や元上司が自殺した知り合いは、二人います。統計的には、子供の自殺以上に重要だと思うんですけどね…。


 ちょうど、livedoor の記事で「トヨタで死んだ 30歳過労死社員の妻は語る」と言うのがありました。


http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2711346/detail?rd


 また、「ホワイトカラー・イグゼンプション」の話もあります。


http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2710674/detail


 上の記事は、けっこう誇張していますが…でも、労働者に厳しい話ではあります。子供に自殺を思いとどまらせるのは結構ですが、同じ様に、大人にも優しくして欲しいと思います。