京極堂祭

 少し前から、京極夏彦京極堂シリーズの新刊が、一気に発売されました。まずは、待望の新刊、「邪魅の雫」。そして、前作「陰摩羅鬼の瑕」の文庫版と、分冊文庫版(上・中・下)。さらに、「狂骨の夢」の愛蔵版と…「邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版」と言うのもありました。…って、何ですか?この、地域限定特装版って (^^;)



 本屋では、「邪魅の雫」が平積みされ、人気振りがうかがえます。これで、映画の第二弾でも発表されれば、完璧なんですが…(笑)。
 さっそく、この「邪魅の雫」を購入…と言いたいですが、京極堂シリーズで買うのは、分冊文庫版と決めているので、私は「陰摩羅鬼の瑕」を購入。今日まで読んでいました。読み終えると、続きである、「邪魅の雫」が欲しくなるんですけどね〜〜 (^^;) 困った困った(笑)。


 ちなみに「陰摩羅鬼の瑕」は、シリーズの中で、話は一番つまらなかったかも。単純だし、京極堂は、ほとんど被害者見殺しにしてたし…。でも、後味は良かったし、「姑獲鳥」や、日本の儒教についての考察は、非常に面白かったです。一応小説なので、どこまで本当の話か分かりませんが、でもこう言うのを見ると、学問って面白いなと思います。本自体は、楽しく読ませてもらいました (^^)