決して聴かせてはいけない

 JASRAC にお金を払うまでは。



 「インターネットCM」での音楽の利用について、JASRAC著作権の使用料を発表しました。


http://www.jasrac.or.jp/release/06/08_22.html


 それによると、インターネットのCMで、JASRAC 管理の音楽を使う場合、下記の料金を徴収する事になりました。

  • リクエスト数による広告料の場合、広告料の5%
  • 1ヶ月単位の広告料の場合、広告料の7%

 誤解の無いように書いておくと、これは著作権の話で、実際の使用には、アーティスト・レコード会社等の許可(+使用料)が必要です。上の料金は、JASRAC に払う物です。
 見方を変えると、アーティストやレコード会社の許可があっても、更に JASRAC にお金を払わなければいけないと言う事です。しかも相手が一方的に決めている料金で。


 この金額が、高いか安いかは置いておいて、私が気になるのは音楽の立場です。普通のCMのタイアップって、スポンサー側が××の曲を使わせて下さいという事よりも、アーティスト・レコード会社の方が、タイアップで使わせて下さい、と言う事の方が多いでしょう。CMに使われると言っても、実際にはCMで使ってもらって、できる限り多くの人に音楽を聴いてもらう事が、大事な事が多いです。
 そんな中、どうしてこうも、JASRAC は、音楽を聴かせないように全力を尽くすのでしょう?もっと、いくらでも方法あると思うのですが、まったく理解できません (__;)