ふざける=巫山戯る
今日は、殊能将之 の「鏡の中は日曜日」を読みました。このくらいの日本語の本なら、軽く一日で読み終えちゃうんですよね…。英語も、せめて、この5分の1くらいの速度で読めれば良いのですが…。
殊能将之 は、「ハサミ男」は好きでしたが、全体的には、非常に評価に迷う作家です。良い所は十分にあるのですが、何か人を馬鹿にしたような所がある作家です。今回は…たまたま図書館にあったので、借りてみました。
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 新書
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全体的な感想は、一般的なミステリーとは、まったく違いますが、でもトリックは、悪くありません。そう言う意味では、良い本でした。どこか、人をおちょくってる風なのは、健在、と言うよりパワーアップしてますが。
でも、この本の最もふざけた所は、本編後、「参考・引用文献」にあります。その、最初の六行を引用します。
綾辻行人『十角館の殺人』(講談社文庫)
綾辻行人『水車館の殺人』(講談社文庫)
綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫)
綾辻行人『人形館の殺人』(講談社文庫)
綾辻行人『時計館の殺人』(講談社文庫)
綾辻行人『黒猫館の殺人』(講談社文庫)
これが、参考・引用文献ですよ。ふざけ過ぎでしょ。まあ、主人公の名前は「戯作」ですけどね…。そんな訳で、良い本と言うべきか、非常に迷う本でした (^^;)