ピエロで語ってみる

 今日は会社の帰りに、PIERROT の「DICTATORS CIRCUS -A variant BUD-」を買ってきました。もう、けっこうライブには行ってませんが、CDだけは相変わらず買ってます。もっとも、今回のはベスト版なので、聴いても大して嬉しく無いですが。


 私の ピエロ との最初の出会いは、実は95年12月、LUNA SEA の東京ドームでした。その帰りにスタッフが配ってたチラシを貰ったのです。残念な事に、そのチラシは1週間くらいで捨ててしまいましたが、「ピエロ」と言う名前が、妙に頭に残っていたんです。それから、半年後、ある日、新星堂の試聴機にあったオムニバスCD「THE END OF THE CENTURYROCKERS1」に ピエロ を見つけ、試しに聴いてみたのが、「SEPIA」でした。これがなかなか気に入って、1ヶ月後くらいに発売された「パンドラの匣」を買ってしまいました。
 「パンドラの匣」、正直、良いと思うまでに、3ヶ月近くかかりました。癖のあるメロディーに、なかなか慣れなかったのです。それでも、聴き続けているうちに、だんだん気に行ってきて、ついにはライブに行く気になりました。最初に行こうと思ったのは「HAKEN KREUZ」配布のライブでしたが、これはソールドアウトの為に叶わず。結局、96年の終わり、横浜 7th AVENUE で行われたワンマンに行ったのが最初のライブでした。もっとも、これも印象は良くなかったです。知らない曲は多いし、振りばっかり、まったく着いて行けませんでした (^^;)
 それでも、97年、「CELLULOID」を買い、その後の、日清パワーステーションのチケまで買ったのは、何か気に入ったものがあったのでしょう。この「CELLULOID」が出たあたりから、普通にピエロを楽しめるようになってきました。その後、初の ON AIR EAST ワンマン(大雪で大変だった!)、初の 赤坂 BLITZ 、インディーズラストの 中野サンプラザ と、ポイントとなるライブに参加していきました。
 そして99年のお正月、1月3日, 4日, 5日 と 赤坂 BLITZ 3DAYS のライブに行ってしまいました。三日間ピエロ漬になり、完璧にファンになってしまいました。ライブでヘドバンしたのって、この時の「蜘蛛の意図」が初めてだったと思います。でも、この年のアルバム、「FINALE」はイマイチだったかな。特に、アルバム発売後の「富士急 コニファーフォレスト」は、暴れられる曲がほとんどなく、かなり失望したものです。その後、横アリのライブで、気持ちは戻ったんですけどね。


 しかし、2000年、一気にピエロから冷めました。1月のライブ、まったくチケットが取れなかったんです。日比谷の野音で行われたFC限定は、抽選漏れだったものの、友達からチケを譲ってもらい、楽しんできたのですが、その後はFCで申し込んでも、外ればかりの日々。「PRIVATE ENEMY」は好きだったのですが、ライブ熱は全然高まりませんでした。翌年の 渋谷公会堂 は1日だけチケット取れたのですが、CLOSE の解散ライブと重なってしまったし、散々。翌年、FCで申し込んだ日本武道館 3DAYS 、席があまりにボロボロだったのを機に、FCも辞めました。
 それでも、その後、微妙にファンを続けていたのですが、「さいたま スーパーアリーナ」のライブを見て、ライブからあがる事にしました。全然、興奮しなかったんです。この頃の曲、CDで聴くとけっこう好きなんですが、ライブで楽しいかどうかと言うと、まったく別。以後、CDを買うだけのファンとなり、現在に至ります。
 そんな彼等、10周年ですか。弱いファンなんで、あんまり感動もありません (^^;) ま、これからも頑張って行って欲しいものです。


 ところで、「DICTATORS CIRCUS -A variant BUD-」に「PARADOX」が入って無いのが以外でした。なんか妙に気になってます (^^;) この曲は、「HEAVEN」にシークレットで入れただけで、もう収録しない気かな…。