久々のSF

 約1ヶ月、ハリポタを読み続けた反動で、もうちょっとハードな本が読みたくなりました。そこで昨日、映画の帰りに本屋を覗いてみた所、グラッグ・イーガン と言うSF作家の新刊が、ピックアップされていました。帯の案内を見てみると、この人の「宇宙消失」と言う本が、ベストSF1999(海外篇)の1位だったとか。そこで、この「宇宙消失」を買ってみました。キャッチフレーズは、「ナノテクと量子論が織り成す、戦慄のハードSF」との事。読み始めた当初は、なかなかに面白かったのですが…凄い設定 (^^;) 少々苦笑しながら読んでいました。
 で、今日読み終えたのですが…感想はイマイチ。これでハードSFと言うのなら、私は、まったく物足り無いです。最後の方は、かなり滅茶苦茶だし、どっかに飛んで消えてしまった伏線もあります。本の中では、面白い部類と呼べるかもしれませんが、ベストSF1999 の1位にしては、納得行きません。買って失敗だったかな。
 にしても、量子論波動関数の収束って、なかなか理解できないんですよね…。機会見つけて、少し真面目に勉強しておきたいものです。


 ちなみに、私が好きなSFは、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」。これは、私の読んだ本の中での最高傑作。この本と出合えたのは、人生の十大ニュースに入るでしょう。結構本気で。理科が好きだった方には、絶対にお勧め!!