「場所を提供しているだけ」でしょうけど

 昨日、任天堂の新しいゲーム機「Wii」が発売になりました。それに関して、朝日新聞で、こんな記事がありました。


http://www.asahi.com/business/update/1202/031.html

(前半略)

 福岡市の量販店では、十数人の若い中国人が商品を店の近くの路地にいた男性に渡し、代金を受け取ると再び列の最後尾に。約3時間で約30台が集まった。午前11時前に解散し、残った3人が抱えてJR博多駅に向かった。「どうするんですか」と日本語で尋ねると、「友達のために買った。欲しいなら3万5000円で売ってもいいよ」。東京・秋葉原でも、ブローカーとみられる2人組の男女がWiiを何台も車に積み込む姿が見られた。

 予約客だけに売るやり方で混乱を避ける店も多いが、ある量販店の店員は「並んでいただくのが一番公平ですべての人に納得してもらえる方法」という。また、「以前は、他のお客さんの迷惑になる場合、別に確保した商品を売ることもあったが、今はないことが行列が変わった理由の一つでは」と語る。

 こうして集まった商品はほとんどが転売されるようだ。2日夜、ネットオークションでは発売されたばかりのWii(希望小売価格は税込みで2万5000円)に3万〜4万円の価格がつけられ、出品されていた。


 うーむ (--;) 試しに、ヤフオクを見てみたら、確かに、その位の値段で落札されていました。もっとも、プレミアも1万円ちょっとなので、手間賃を考えると、どれだけ儲けが出てるか分かりませんけどね。でも、こんなに転売屋が幅を利かせてると、あまり良い気がしません。
 明らかに転売が多い物の場合、ネットオークションサイトは、何かしようと思わないのですかね。例えば、PS3, Wii を発売後3ヶ月以内に売る人は、ほぼ転売屋と考えられます。だから、3ヶ月は禁止。運営側が強制削除と決めてしまうのです。そうすると、転売しづらい→転売屋が減る、とならないですかね…。もっとも、社会は複雑で、ネットで売りにくくなる→素人転売屋が減る→転売の価格自体が上がる→プロの転売屋が増える、って事にもなりかねませんが (^^;)


 ただ、それでも、ネットオークションサイトが、喜んで転売に手を貸してる気がしてなりません。例えば、今、3日の夜10時、「Wii 本体」とヤフオクを検索したら、7795点も検索されました。うち1%くらい、本体以外の物も含まれています。また、同じ出品で2回カウントされている物もあります。それでも、数千台がネットオークションで販売されている事になります。オークション運営側には、もう少しモラルを持って欲しいと思ってはいけないでしょうか…。