大作完結

 もう何年も前の事ですが、妹が、友達から「うしおととら」を借りてきた事がありました。私も読ませてもらったのですが、なかなか面白く、その後漫画喫茶に行って、続きを読んでいた事がありました。最後の方は、泣きながら読んでた記憶があります (^^;)
 その作者、藤田和日郎 の次の作品、「からくりサーカス」が完結すると聞いて、2ヶ月くらい前から、漫画喫茶で少しずつ読んでいました。この人の作品は、一気に読みたいので、完結するのを待ってたんです。


からくりサーカス (1) (少年サンデーコミックス)

からくりサーカス (1) (少年サンデーコミックス)


 「うしおととら」に比べ、随分と込み入った話で、序盤が終わると話が二重螺旋構造になっていたりします。そして、エピソードが多く、連載9年、単行本で43巻の超大作です。そして今日、その大作を読み終えました。
 感想としては、「美味しかったです。満腹です。ごちそうさまでした」。だらだら長い漫画はいくらでもありますが、これは、ひたすら内容が濃くて複雑です。全体的に、後付設定が目立ったり、後半はまとまりが悪く感じました。完成度では「うしおととら」の方が高いかもしれません。でも、それは話が複雑な代償でしょう。これ程の大作をまとめあげ、完結させた作者の力量に感服します。
 次回作も楽しみにしています。もっとも、読むのは5年後か10年後になりそうですが (^^;)