もっと世界に羽ばたけっ

 コンビニで、雑誌コーナーの前を通った時、「…レン・シャン」と言う文字が目に入りました。まさかと思って見直すと、週間少年サンデーの表紙で、確かに「ダレン・シャン」です。あの小説「ダレン・シャン」の世界初の漫画化で、今週から連載開始だそうです。
 「ダレン・シャン」は、ハリー・ポッターに続くと言われた、それなりに大人も楽しめる、児童向け小説で、ハリポタの作者が絶賛なんて宣伝もありました。作者は ダレン・シャン で、自身の半生記と言う設定の、ホラーファンタジーです。そう言えば、映画化の話があったのですが、どうなったかな…?


 そんな人気(?)小説の漫画化なんですが、面白い試みですよね。日本の漫画は、作者がストーリーも絵も書く事が多いですが、「金田一少年の事件簿」や「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」など、ストーリーと作画が分かれた人気作も、珍しくありません。こうした、世界的に有名な(そして最近の)小説の漫画化も、もっとあって良いと思います。もっとも、過去に映画の漫画化とか、けっこうあって…失敗してるんですけどね (^^;)
 でも、漫画って、アニメと共に、日本が世界に誇れる文化だと思います。だから、こう言う事に、どんどんチャレンジして…いずれは、世界出版を前提として、漫画化ができたら素敵だと思ってます。ハリウッドがヨーロッパの小説を映画化して、世界で上映するように、多くの国に翻訳されてる小説を日本で漫画化して、それを世界中で販売する流れがあっても良い思うんです。どうでしょう?


 難しいと思いますか?でも、例えば、浦沢直樹 なら、すぐにでもできると思います。元々、原作付きの漫画を多く書いてましたし、「MONSTER」がハリウッドで映画化されると言うくらい、評価も受けてます。
 また、あまり知られていないですが、連載中の漫画「PLUTO」は、(編集者でなく)プロデューサーを招いて作っています。これは、日本の一般的な漫画家に比べ、映画制作に近いスタイルでしょう。ちなみに、「PLUTO」の単行本では、本の本体の表紙に、漫画中の絵を英語化した物を使っています。意外と、既に世界進出を考えて、漫画を書いていたかもしれません。
 次に期待なのが、「ヒカルの碁」に続いて「DEATH NOTE」で株をあげた「小畑 健」。この人が、次に何か有名な小説を漫画化するとしたら、世界的にも興味を持たれるんじゃないでしょうか。


 滅茶苦茶話が飛躍してますが (^^;) でも、「ダレン・シャン」の漫画化を見て、そんな未来があったら良いなと、考えてしまいました。