イエスの謎ブームに乗った訳じゃないですが

 本日は、なんとかライブ行ってきました。仕事で、非常に頭が痛いのですが、なんとか参戦。PENICILLIN のライブだけは、仕事に負けたくありません。


 今日は、図書館で借りてた最後の本、アンドレアス・エシュバッハ の「イエスのビデオ」と言う本を読み終えました。名前の通りドイツの作家で、この小説は98年の作品です。イスラエルの発掘で、2000年前の人骨と共に、ビデオカメラの説明書が見つかった所から、話が始まります。ならば、イエスの姿を撮ったビデオがあるのでは。それを探す為に、メディア王を初め、多くの人が奔走する話です。
 日本語で発売された時に、面白そうだと思っていたのですが、先日図書館で借りて、ようやく読むことができました。


イエスのビデオ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

イエスのビデオ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)


イエスのビデオ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

イエスのビデオ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)


 感想。うーん、設定や基本的な話の流れは悪くなく、けっこうのめり込んで読んだのですが、終わってみると、意外と軽い、重厚感に欠ける話でした。もっと話を広げる事もできたと思うのですが、何か話を小さくまとめ過ぎてるようにも感じます。ちょっと手直しすると、映画の脚本に良い感じでしょう。が、小説としては、物足りなかったです。
 でも、好奇心を刺激するプロットで、「ダ・ヴィンチ・コード」が盛り上がってるこの時期、本屋でピックアップすれば、けっこ売れると思います。満足するレベルでなくとも、悪くは無いのです。今から売り出す気は無いかな…。