かかしよかかし…

 仕事で頭がパーです。もう何も考えたく無い…。


 しかし例外が、先日図書館で借りた本。今日は、伊坂幸太郎 の「オーデュボンの祈り」を読み終えました。頭がおかしくても、本だけは読めます(笑)。


オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)


 この本は、たまたま Amazon で見かけて、興味を持ったのですが、もうすぐ映画が公開される「陽気なギャングが地球を回す」や、わりと最近話題になった「魔王」と同じ方が書いてたんですね。相変わらず、作品名は憶えても、人の名前は憶えない私です (^^;;;)
 そんな 伊坂幸太郎 のデビュー作、「オーデュボンの祈り」ですが、非常に不思議な作品でした。100年以上も鎖国していた島(一応日本)で、言葉を話して未来がわかる案山子が殺される(壊される)と言う、ミステリーっぽい作品です。
 まあ、ミステリーとしては、未来がわかるのは反則みたいな物で、大した話では無いのですが(特にミステリーとも主張して無いでしょう)、現代のファンタジーと言うべきか、突飛な、説明に困る作品です。例えるなら、不思議の国のアリスかな?それとは、全然別の要素もあるのですけど…。


 細かい、突っ込み所もありましたが、読書感は非常に良かったです。非常に楽しく読むことができたし、読書後の後味も良かったです。この人の作品は、全部世界を共有してるそうで、他の作品も読んで行きたいと思ってます (^^)