007 から果てしなく遠い世界

 とりあえず会社は行ったものの、体調は、かなり悪。こまったものです。とは言え、熱は微熱程度だったので、早く帰ってきて、軽く DVD でも見てました。今日見たのは、「スパイ・バウンド」と言うフランスの映画。スパイが事件で活躍するのではなく、作戦は遂行しているものの、スパイを辞めたがっているスパイの話です(ちょっと違うけど)。かと言って、等身大の生活を書く、と言うのではなく、作戦終了後に陰謀(?)に巻き込まれていきます。
 ストーリは、妙に地味で、全体的な事件の背景が分からないし(陰謀があるのか無いのかすら、良く分からない)、突っ込める所は多いのですが…でも、全体的な空虚な雰囲気が、非常に気持ちよかったです。ここら辺は、ハリウッド映画には無い魅力です。満足できない部分は多かったはずなのですが、見終わった後味は、なかなか良かったです。
 もっとも、この辺は趣味によって評価が大きく分かれる所でしょう。


 ちなみにこの映画、実話が元になってると宣伝しているのですが、あまり実話は関係なさそうです。


http://www.cine-tre.com/contents/spice/387.html


 こちらの解説を見ると、随分、映画と実話と様子が違います。最初のプロットだけ、実際の事件を元にした、と言う所でしょうか。とりあえず、映画の宣伝とは、まったく違う感じでした (^^;)