たまには、まじめに…

 朝日新聞に、こんな記事がありました。


治安維持法で逮捕は人権侵害」日弁連、首相に謝罪勧告
http://www.asahi.com/politics/update/0228/003.html


 要約すると、戦時中、1944年、治安維持法違反で逮捕され、半年間拘束された在日朝鮮人の方に対して、国が徐さんに謝罪し、補償を含む適切な措置をとるよう、日本弁護士連合会が勧告書を作ったとの事です。以下、一部を引用させてもらいました。

 調査報告書は思想・良心の自由や表現の自由は、人が生まれながらにして当然に持っている権利であって、大日本帝国憲法下の時代でも「保護されるべきことは明らか」と指摘した。

 なんか、すごいですね。「保護されるべきことは明らか」ですって。中国を始め、政治犯が投獄されている国は、今でも珍しくありません。新聞の国際面を見れば、民主主義になり損ねた、与党の独裁国家は幾つも出てきます。それとも、「明らか」なのは日本だけで、それ以外の国は違うのでしょうか?
 人権を大事にする事が悪いとは、まったく思いませんが、つい先日、ルワンダの事を書いたばかりなので、なんと言うか、激しく平和ボケに見えてしまいます。
 私は、ただ見ているだけの一般人。だから、偉そうな事を言う資格は無いのですが…でも、ここまで声高に人権を叫ぶなら、世界の虐げられてる人を救おうと言う努力はしないの?と思ってしまいます。人権家には、半世紀前の事件の方が大事なんでしょうか。


 せっかくなので、国境なき医師団のサイトを紹介しておきます。辛くて、なかなか読めないですけど…。こう言うのを見た後、改めて上のニュースを見ると、凄く馬鹿らしく思えてきます。
http://www.msf.or.jp/
http://www.msf.or.jp/special/sudan.php
 あまりにいたたまれなく、2,000円ほど寄付してみました。