ある意味、金持ちの道楽

 「ブレードランナー」と言う映画があります。82年公開のSF映画で、主演は ハリソン・フォード 。近未来SF−サイバーパンクの元祖とも言える映画で、多くの映画・コミック・アニメが、この映画の影響を受けています。
 画期的な新しい近未来を描いただけに、なかなか観客には受け入れられず、日本でも劇場では不評だったようです。それでも、できる限り分かりやすくしようと言う努力をした跡でしょう、「完全版」「ディレクターズ・カット」と幾つかのバージョンが作られました。
 そして明日、公開25周年を記念して再編集された、「ブレードランナー ファイナル・カット」が公開されます。


 このファイナル・カットですが、いったいどんな所が変わったのか、プロデューサーのインタビュー記事がありました。


http://eiga.com/buzz/show/9475


 それによると、青空を暗い空への変更するなど、シーンを変えた所はあるものの…映像的ミスの修正が多いとか。例えば、ブーツやヒールの高さがシーンによって違うから統一したとか、特撮のピアノ線を消したとか、格闘する前から付いていた傷を消したとか、などです。こうした修正の為に、俳優を呼んで追加撮影まで行ったとか。いったい、どれだけお金かけたんでしょう? (^^;)
 こんな事ができる映画を、羨ましく思います。