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 本屋に行ったら、「百鬼解読 多田克己・京極夏彦」と言う本が出ていました。


百鬼解読 (講談社文庫)

百鬼解読 (講談社文庫)


 多田克己 と言うのは、京極堂シリーズの、多々良先生のモデルで、妖怪馬鹿(たぶん褒め言葉)です。これは、その方が、京極堂シリーズに出てくる妖怪の由来や歴史などの解説本です。京極堂シリーズの妖怪論が好きな人には面白いのですが…妖怪の種類が多く、一つ一つの説明が短いのが欠点です。下手をすると、小説中の解説の方が詳しくて面白いかもしれません。
 ところで、京極夏彦 の関わり方。この人、なんとイラストで参加しているのです。元々、本の表紙とかのデザインの仕事をしていた人だと聞いていますが…でも、自分の小説の解説本のイラストを書くなんて、なんて作家でしょう。感心する以上に、何か呆れてしまいました (^^;)