ホリエモンの勝敗

 昨日の選挙、すごい結果になりましたね〜。まあ、真面目な選挙論は、色々な所で、山のように書かれてるだろうから、省略。私が気になるのは、けっこう頑張った、livedoor堀江社長かな。
 ネットを見ていたら、こんな記事がありました。


http://www.zakzak.co.jp/top/2005_09/t2005091235.html


 私はIT業界だから、多少偏見もあるのですが、重要視したいのが、(軽く流されてる)最後の所。

 次期総選挙への出馬表明が、今後の事業にどう影響するのか。ライブドアは免許事業である携帯電話への参入に興味を示している。一方、広島カープについて「興味は持っている。経営面を調べている」と発言した。

 「ともに政官財界への影響力がモノを言うが、自民党との関係が深まることによるメリットは大きい。企業買収もスムーズに進むのではないか」(IT業界関係者)との見方もある。


 正確には、携帯電話じゃなくて、公衆無線LANサービスですが、けっこうこれは重要だと思います。

 くしくも選挙期間中、堀江氏のライバルたちは着々と新たな戦略を打ち出している。三木谷浩史社長率いる楽天は、米ネット広告会社の買収を発表した。孫正義社長率いるソフトバンクも、携帯電話事業への参入を申請した。


 前出の瀬川氏は「経営者としての資質の差が出ている。堀江氏の知名度はさらに上がったかもしれないが、収支決算としてはマイナスだと思う」と語る。


 なんて書いてますが、ソフトバンクは、堀江社長が、すごい羨ましいんじゃないかな。
 最近、Yahoo BB の街頭での勧誘が少なくなったと思いません?これは、ソフトバンクの次の事業に関連した動きと言う説があります。上にある通り、ソフトバンクは携帯電話事業への参入を目指してます。ところが、これには総務省の免許交付が必要です。これが、ソフトバンクはイメージが悪いのです。
 Yahoo BB でクレームが多かったのありますが、今年に入ってからも、日本テレコムの過剰な勧誘に対して、総務省から行政指導までありました。これを理由に、携帯の免許を交付しないと総務省が言っても、あまり文句が言えません。
 そんな訳で、これ以上問題が起きぬよう、ソフトバンクは勧誘を控えてるんじゃないかと言う説です。それなりに説得力ある話だと思います。


 それと比べると、総務省のボス、小泉首相自民党と確かなパイプを作った、今回の堀江社長の出馬、ソフトバンク側は、羨ましがってるんじゃないかと思う訳です。
 だいたい、ソフトバンクがライバルって…そんなにライブドアは大きく無いです。比べられるだけでも、随分偉くなったもんだと思います。一年前、近鉄を買収したいなんて言った時は、馬の骨みたいな扱いだったじゃないですか。それが今では、社会の注目の的で、アメリカでも出馬はニュースになった程です。一年で、ここまで成長した人、そうはいないでしょう。


 まあ、色んな意味でお騒がせな人ですが、でも次の動きが楽しみでもあります。